実りの秋を代表する果実のひとつにぶどうがあります。
ワイン好きの私にとては、ぶどうは愛する果物です。
ぶどうといえば今年はシャインマスカットが高騰してすごい高値でしたね。
食べたいけど高くて買いずらいなんて方もいらっしゃったのでは。
近くの果樹園で収穫したシャインマスカットは1房1200円でした。
東京近郊だと1房10,000円なんて報道されていたので驚きです。
シャインマスカットは、種なしで皮ごと食べることができるので皮がパリッとして甘い果実で人気ですよね。
ひと昔まえまでは、シャインマスカットはなかったので、高級ぶどうといえば、巨砲でした。
いまでも、果実が黒々として大粒の巨砲は、シャインマスカットにおとらず、高級なおいしいぶどうとして贈呈品にもなっています。
最近はぶどうの品種や改良もすすんで、種のない食べやすいぶどうが多くなり、子供も老人も安心して食べられるようになりましたね。
ぶどうは、皮と実のあいだに栄養があるので、皮ごと食べれて、皮をむかなくてもいいぶどうが、食べやすくて人気です。
たくさんあるぶどうの種類は、世界各国あわせると1万種類以上もあって、100国近い国でぶどうの栽培がされています。
全世界でぶどうは愛されている果物なんですね。
しかも、日本では、ぶどうは生で食べることが多いのですが、海外でぶどうといえば、ワインのイメージで命の水といわれています。
そこで、ここではぶどうの王様は?という疑問とたくさんあるぶどうの種類と特長についてまとめてみました。
ぶどうの王様は?大粒で皮ごとで種なしで高糖度?
数あるぶどうの中から、ぶどうの王様といえば、よく売れてるものか、手に入りやすくて流通が多いものか、お値段が高いことか、希少価値があるものか、何を基準したらいいのでしょうか?
それぞれ特徴が違ってくるのですが、王様といわれるからには、なかなかお目にかかれない手にできないくらいの高級感があることで選ばれていいと思います。
お世話になっている人や、大切な家族に送ったり差し上げるぶどうは、自分ではなかなか買わない高価なものを送ってあげることが多いと思います。
大切な人に美味しいものを食べていただきたいからという思いですよね。
実際に贈答用にはよいものを選んで贈るけど、自分でたべるには安いのを選んいませんか?
ですので、お世話になっている方へ送る食べてほしいものが、ぶどうの王様の理想ですよね。
そのぶどうの王様の理想の4つの条件を揃えると、大粒で皮ごと食べれる種なし高糖度のぶどうということになります。
1粒1粒が大きくて、皮ごと食べることができて、種を採る必要がなくて、高糖度で甘い果汁があるぶどうです。
そこで、この4つの条件をみたす今人気のぶどうといえば
石川県産のオリジナルブランド
”ルビーロマン”です。
14年の年月をかけて開発されたルビー色に輝く赤い大粒のぶどうです。
トップレベルの粒の大きさで糖度が18度で多いものは糖度20度。
通常のぶどうの糖度が15度前後なのに対してかなりの糖度です。
今はブドウの中でも超高級品種であり都会のデパートでの販売価格が驚きです。
1房 2万5千円!
1粒 千円!
初競りの落札価格が、1房111万!
世界で一番高価なぶどうです!
ぶどうにここまで高値がつくなんて!!
話題性も十分です。
この高値には、ルビーロマンとして販売するには、厳しい基準をクリアしないといけません。
規格が、糖度18度以上、1粒のg数が30g以上(例外あり)とされて、色についても濃すぎたり薄すぎたりしないようにカラーチャートと比較して判断するなど、ルビーロマンとして販売するには全ての基準をみたさないといけないことから、数も多くなく、希少価値がつくんですね。
ブランドというだけあって、大きさ、見た目、重さ、色合い、糖度と徹底的にこだわって厳選されて市場にでる”ルビーロマン””こそ、今まさにぶどうの王様といえるのではないでしょうか。
そんな、選ばれたぶどうの王様”ルビーロマン”食べてみたいですよね。
高値なので粒売りをしていることが多いです。
大粒なので、1粒でも希少な味を堪能できます。
口いっぱいに広がるジューシーさとなんともいえない爽やかな甘味を経験することができます。
是非お目にかかることがあったら食べてみてください。
都会ではなく現地であれば直売所でも手に入る場合があります。
実際は、ランクも一番高いプレミアムから5段階あるので、見た目にこだわらないようであれば、収穫したての一番高い時期をずらすことで、少しは安価に手にはいる場合もありますよ。
果物についてはぶどう以外でも品種改良などで、でどんどん新しいものがでてきます。
今より、よりよいものをつくろうと日々人々は研究しているので、このぶどうの王様”ルビーロマン”をこえるぶどうがあらわれる時が楽しみですね。
ぶどうの種類と特長
スーパーででまわるものから、その地域でしか栽培できないものまでぶどうの種類はたくさんあります。
でここで紹介するのはごく一部になりますが、私が経験したものと果樹園の母ちゃんからおしえてもらったものと、気になるぶどうをまとめてみました。
ぶどうの種類は小粒、中粒、大粒に分けられていて、さらに色味で黒系、赤系、白系に分けられます。
ここでは色味の分別で説明していきます。
収穫時期については、全国平均で記載しておきますが、暖かい地域と、寒い地域では1か月以上も収穫時期が違っていたり、今は、ビニールハウス栽培で、順番に収穫できて年中店頭に並ぶブドウもあるので、ネット注文などでも食べたいときにブドウが食べれる環境ですよね。
ここでは、今まで先人たちが経験して引き継がれている時期を頭に入れながら、ブドウの種類、特長、収穫時期を、知っておきましょう。
黒系ブドウ
- スチューベン 東北寒冷地では昔からよくでまわっている代表的なぶどうです。実はこぶりで皮が固めで酸味が少なく糖度が高くて果汁が多いのが特徴です。(収穫時期は9月末から10月下旬)※青森県
- ブラックビート 果実の皮が青黒色で厚みがあって、しっかり弾力がある果実で実割れが少なくてむきやすいです。果汁が多くて酸味と甘味のバランスがよく濃厚な味が特徴です。(収穫時期は8月中旬から9月末)※熊本県
- バッファロー 濃い紫色をしています。皮がうすくて果肉がやわらかいのが特徴です。生で食べる以外にジュースやジャムにするのにも向いています。(収穫時期は8月中旬から9月上旬)
- 巨砲 ぶどうの代表。大粒で黒々した姿が王の品格。日本人好みです。上品な酸味にぶどうのコクある強い甘みで濃厚な味わいです。(収穫時期は8月末から9月中旬 ハウス栽培も多く早くて5月末頃から収穫される)
- マスカットベリー 糖度が高くて濃厚な味わいです。皮が厚くて日持ちがします。赤ワインの原料に利用されてます。(収穫時期は8月中旬から10月末)※新潟県、山形、島根
- ピオーネ 巨砲よりも一回り大きな粒で日持ちもするので人気の品種です。紫黒色で渋みが少なく甘味が強く果肉がしまっているのが特徴です。(収穫時期は8月上から10月末)※岡山県、山梨県
- ナガノパープル 黒紫色で大粒で巨砲と似た姿です。酸味がすくなく濃厚な甘味と皮ごと食べれる人気の品種です。(収穫時期9月上旬)※長野県
白系ブドウ
- シャインマスカット エメラルドグリーンの色。マスカットの香りが強くて、圧倒的に甘味が強く皮が薄いので皮ごと食べれる人気品種です。(収穫時期8月~10月 12月ころまででまわります)※長野県、山梨県
- マスカット・オブ・アレキサンドリア ぶどうの女王といわれてます。優しい酸味に貴賓あふれる香りの高さに特有の旨味があり食べ飽きない味です。(収穫時期9月末から10月末)※岡山県
- ナイアガラ 緑色で果汁が豊富で渋みが少なくて爽やかな香りが特徴です。生で食べる以外でもワインの原料になっています。(収穫時期は8月末)※北海道、長野県
- 瀬戸ジャイアンツ 翡翠色で1粒1粒が桃のお尻の形ににています。1粒1粒が大きくて皮ごと食べれるのが、弾けるような触感です。糖度が高くて果汁も豊富です。桃太郎ぶどうと呼ばれています。(収穫時期は9月上旬から9月末)※岡山
赤系ブドウ
- デラウェア 昔からある定番のぶどうです。実が小粒で甘味と酸味のバランスが良いのが特徴です。(収穫時期8月中旬から8月末)※山形県
- サニードルチェ 細長い実が特徴です。皮ごと食べられて食感のいいぶどうです。青りんごのような風味で甘味が強いです。(収穫時期は8月末から9月末)※岡山県
- 紅バラード 皮が薄いので皮ごと食べれます。実が固めなのでシャキシャキした食感です。(収穫時期は8月末から10月上旬)※山梨県 長野県
- クインニーナ 美しい赤色で房がきれいなので贈答用におすすめです。香りよく、渋みがすくなくて甘味が強く主張するぶどです。(収穫時期8月末から9月中旬)※山梨県
- ルビーロマン 日本一高価の高級品。希少価値あるプレミアムぶどうです。ピンポン玉くらいの大きさでルビー色の宝石。果汁が豊富で強烈なほど甘味が特徴です。(収穫時期は7月末から10月)※石川県
まとめ
ぶどうにはたくさんの種類があって、秋はぶどう好きにはたまらない季節ですね。
ぶどうにはポリフェノールがたくさん含まれていて、美容や健康に良いとされています。
糖質も多いのですぐにエネルギーになり、元気の素ですね、
皮の部分に特に栄養がつまっているので、皮ごと食べることが理想です。
赤ワインは皮ごと発酵されるので、赤ワインを飲んでいる私は、ポリフェノールとりまくってるかも??
では、”ルビーロマン”がぶどうの王様だということは、価格、品質ともに納得でしたが、昔からの王道の巨砲も、種なしなどがでてきて王様の4要素ももっており、シャインマスカットに並んでまだまだ根強い人気があります。
ぶどうのそれぞれの特徴をつかんで、秋の味覚を楽しみましょう。
おまけ:種を食べると盲腸になる?気になる方は次回へ
RISU
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